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About

私たちについて

江戸の技法を現代の暮らしに

藍の産地 徳島県にて、藍の栽培から、染料となる蒅(すくも)の製造、染色までを一貫して学びました。 そして2024年より滋賀県にて藍染スタジオ『SLOW FABRIC』をスタート。

江戸時代から受け継がれる藍の技に、今を生きる私たちの感覚を重ね、暮らしに根差した布づくりをしています。

江戸時代の技法``天然灰汁醗酵建て``

一口に藍染といっても、その原料や染め液の作り方にはさまざまな方法があります。 私たちが行っているのは、藍染が最も栄えた江戸時代に用いられていた伝統技法「天然灰汁発酵建て」です。

この方法では、藍の染料である「蒅 (すくも)」、木灰から取った「灰汁」、貝を焼いた灰「貝灰」、そして小麦の外皮「ふすま」――これらすべて自然由来の材料だけを用いて染め液を作ります。 こうして仕上げた藍の液は、深みのある色合いを持ち、色落ちや色移りが少ないのが特徴です。時間と手間をかけて作るからこそ実現できる、力強く美しい藍色です。

だからこそ、私たちの藍染は長く暮らしに寄り添い、安心して使っていただけます。

先人の知恵を受け継いだものづくり

私たちは、単色やグラデーションの美しさに加えて、絞りや型染めといった昔ながらの技法も取り入れています。

こうした模様づけによって、一つとして同じもののない、唯一無二の作品が生まれます。

先人の知恵に学びながら、現代の暮らしに映える藍染をお届けしています。

何度も染め重ねることで生まれる深い色合い

藍染は、一度染めただけでは完成しません。 時間をかけて何度も染め重ね、そして丁寧に洗いを重ねることで、ようやく美しく色落ちの少ない藍色が生まれます。

私たちの藍染は、一日に1〜3回の染めを行い、濃い色の場合には合計40回ほど染め重ねることもあります。その後の洗いにも、じっくりと2週間以上の時間をかけています。

手間と時間を惜しまずに向き合うことで、深く力強い色合いを実現しています。